こんにちは、ジョヴァンニ・ワークスチャンネルです。
今回は、「集中線をトレースするならどこを見ればいいの?」
というテーマでお話をしていきます。

集中線のトレースは、
線の入り抜きの練習にもなります。
しかし、集中線は演出です。
集中線1つで、その場面の印象が変わってきます。
今から紹介するポイントを2つ押さえておくと、
アシスタント現場、あなたが描くマンガでも応用が出来ます!
ぜひ参考にしてみてください!
集中線のリズム
1つ目は集中線のリズムです。
ここでいうリズムとは、
集中線の線の本数が出てくるパターンです。

線の塊を束と言い、
この束の中に、何本線が入っているというのを
リズムと今回呼んでいます。
なぜリズムを見るのか
実は集中線にも上手い下手というものがあります。
綺麗に見える集中線を描くなら、
綺麗に見えるパターンを覚えておきましょう。
例えばアシスタントで入り、
先生からサンプルデータを受け取った際に、
集中線を見たとします。
「この集中線は4・4・2・4・1のリズムだな」
というように気づくことができれば、
サンプルをチェックする時に楽になります。
トレースをする際は、
リズムを覚えるっていうところを意識してみると
きっとあなたの役に立ちます。
場面に合わせた集中線のパターンを覚える
2つ目は場面に合わせた集中線のパターンを覚えることです。
先程も言ったように、
集中線と言うのは演出です。
場面に合わせた集中線のパターンを覚えておくと、
より魅力的な演出をすることができます。


例えばこの軽めのカットで
重い集中線が入ると、
激しいシーンのように見えます。


逆に迫力のあるシーンで
集中線が軽めに入られてるとあっさりしてるように見えます。
始めの内は難しいですが、
シチュエーションに合わせて
集中線の量を変えることができるようにしてみましょう。
自分が漫画を描く時もそうですし
仕事をやる時も楽になること間違いなしです!
色んな集中線が出てきてますので
そちらの方を見つつ、トレースのほうを進めていってみてください。
では、また
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