こんにちは、ジョヴァンニ・ワークスです。
今回は、アシスタント未経験・または初心者の方に
在宅アシスタント応募のポイントを紹介します。
「アシスタントやってみたい!
……けど、何からすればいいのかわからない」
そうした方へ
①アシスタント先を探す
②応募する
この2つをまとめ、
“採用されやすい人になるコツ”もお伝えします。
多くの漫画家と関わってきた
プロアシスタント集団として活動する弊社の観点ですので
これからの活動にきっと役立ちます。
ぜひご参考ください。
①アシスタント先を探す
既にアシスタント経験があったり、技術に自信があれば
「お仕事をください」と自分から募集することもできますが、
そうでない方は募集先(アシスタント先)を見つけて、そこへ応募するのが最も良いです。
アシスタント先を探す方法は
『GANMO』『J.A.C』『DAYS NEO』などのマッチング掲示板、
TwitterなどSNSで検索するのが今の主流です。
【GANMO】 https://ganmo.j-comi.co.jp/posts
【J.A.C】 https://jacofficial.wixsite.com/jactop/top
【DAYS NEO】 https://daysneo.com/
他にも、掲載数は多くないですが、
普通のアルバイトと同じように求人サイトでも募集していますので
そちらを検索しても良いと思います。
ちなみにGANMOなどのマッチング掲示板では、
漫画家本人以外に出版社、雑誌編集部など様々な人が募集をかけていますが、
仕事に大きな違いはありませんので安心ください。
実際に見てみると、各アシスタント先で情報量の違いがわかると思います。
こだわりがなければ「未経験・初心者歓迎」を中心にいろいろ探して良いと思いますが
最低限、次の条件は確認しておきましょう。
●漫画のジャンル
少年漫画、少女漫画、青年漫画、R-18など
●作業内容
トーン作業、仕上げ作業、背景の描き起こしなど
●作業時間
時間拘束(10時~22時など)、休憩時間などをどこで取るか
●給与
出来高制、時給、日給
アシスタントを始めるにしても、
すぐ辞めてしまっては、自分と漫画家、双方ともプラスになりませんからね。
続けられそうな、興味あるジャンルや条件を色々と見比べてみると良いでしょう。
②応募する
調べてみて、気になるアシスタント先は見つかりましたか?
見つかったら、次は応募です。
さて、応募前に頭に入れておいて欲しいことがあります。
“応募のやり取りはメールやSNSのメッセージなど、文章のみが一般的“ということです。
文章、つまり文字だけです。
漫画家は在宅アシスタントを頼むときに、
・しっかり仕事をしてくれるかな
・データを勝手に公開しないかな
という不安を持っています。
特に在宅は、顔も姿も見えないから余計心配です。
なので、雇いたいと思うのは「文章だけ見ても、人柄が良さそうに見える人」になります。
では、文章でやる気と人柄をアピールできる方法、
つまり「”やりたいと思う自分の気持ち”を上手く表現する方法」をお伝えします。
まず、「一生懸命頑張ります!」などの“気持ちだけ”は、ハッキリ言ってアピール不足です。
それは、応募する時点でやる気があることを、向こうも理解しているからです。
漫画家は、やる気プラス何が出来るのかを知りたいのです。
なので、やる気以外に
「トーン塗りはできます」
「このような指示をもらえれば、仕上げて描くことができます」
「雰囲気を壊さないようにパースを修正できます」
など、自分なりに出来ることを具体的に伝えることが大事だと覚えておいてください。
さらに、「この部分なら先生の力になれると思います」というように
役に立ちたいです、という主旨の言葉を添えられるとなお良いです。
気持ちのアピールは、この部分で行いましょう。
想像力があって細かい部分まで気にしてくれる人だなぁ、ということが伝わり
漫画家も「この人ならどのくらいまで任せられそうか」をイメージしやすくなります。
ただ、長すぎる文は良くありません。
他にも候補がいる中で、相手に読む時間を無理に割かせてしまいます。
目安として200~300文字で大丈夫でしょう。
上手くまとめるのは難しいですよね。
でも、読んでくれる相手をイメージするのとしないのでは大きく違ってきます。
読む人の時間を取らないか、どう受け取るかなど
そうした細かいところを少し考えるだけでもアピール文から人柄が伝わりやすくなりますよ。
また、作画サンプルの提出を求められた際は
・人工物
・自然物
・モブキャラ
・屋内
・遠景
・近景
など、複数の種類を用意しましょう。
特定の作画に特化したアシスタント以外は、
同じようなサンプルがいくらあっても技術の判断に困ってしまいますので、
可能な限りストックを作っておくと良いです。
加えて、それぞれのサンプルが
“トレースか、書き起こしか” “どのくらい時間がかかったか”も一緒に伝えてください。
こうすることで、任せられる作業量やスキルを漫画家が把握しやすくなります。
その他に描きあげた漫画・作品があれば、閲覧できるSNS・pixivなどのリンクを伝えることも有効です。
“1つの作品を描きあげた”
これは物事の完遂力をアピールできます。
特に直近で完成させた作品があるなら、ぜひ伝えましょう。
そして、敢えて最後に持ってきましたが
募集要項は最初から最後までしっかり読んでください。
いくら人柄が良く、または技術があっても
書かれていることを守れない方は採用してもらえません。
「応募時に教えてください」と言われたことは、
書き忘れがないか確認をした上で伝えてくださいね。
【まとめ】アピールはスキルと気持ちの両面で
アシスタント採用されるためのコツは
「この部分なら作業できます」という具体的なスキルのアピールと、
その上で「役に立ちたい」という気持ちのアピールを一緒に伝えることです。
技術に差がなければ、当然
「こっちの人の方が、受け答えがしっかりしてるし良いなあ」
と思う人を選びますよね。
スキルと気持ちの両方を伝えられることが印象の良さと結果に繋がってきますので、
ぜひ頑張ってみてください。
ただし、印象が良くなるよう
出来もしないことを「出来ます!」と言うような、ウソはNGです。
また、「タダでもやりたいです」といった自分を安売りする文言も良くありません。
再度お伝えしますが、応募の時点で意欲があることは漫画家もわかっています。
その意欲をどれだけ丁寧に、わかりやすく伝えられるかがコツです。
この記事を見た皆様が、良いアシスタント先に巡り合えることを願っています。
それでは、また。
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