アシスタント必見!?漫画背景を早く描くために必要な「3つのJ」

仕事術
▲速く描く秘訣、それは3J!アシスタントの教科書

「背景を描いても、なんか遅い気がする」
「なんだか上手く描けなくて悩んじゃう…」
背景を描いていて、そう思う方もいるのではないでしょうか?

今回は背景を早く描くために必要な、3つのポイントを紹介します。

3Jについて

漫画アシスタントが押さえておきたい3つのポイント、それは3Jです。

  • 時間 (JIKAN)
  • 準備(JUNBI)
  • 順番(JUNBAN)

3Jとは、それぞれ頭文字から取ったものです。

この3Jを抑えているだけで、アシスタントとして飛躍的に成長することができます。
それでは詳しく解説をしたいと思います。

①時間(JIKAN)

1つ目時間(JIKAN)です。

どんな仕事においても、納得いくまで無制限でやらせてもらえるということはありません。
仕事には締切があるように、いつまでに終わらせるという目標時間を設定する必要があります。

目標時間を決めない場合

・ダラダラとやる
・描き込み癖のある人は、細かいところを延々とやる

背景を描く際には「どのくらいの時間で完成させるか」ということを
自分で決めなくてはなりません

この習慣は、やってる人とやってない人で
どんどん差がつけられるしまうぐらいに大事なポイントです。

アシスタントにおいてこの意識が抜けていると、
給料が一定以上から上がらないこともあります。

自分で自分の能力給から、
必要な時間を計算するということは必須です。
まずはこの時間配分、時間を意識する習慣を身につけましょう。

②準備

2つ目は準備(JUNBI)です

描く時間を決めたら、次は取り掛かる前の準備を行うこと
この準備の精度が高いほど作業は早くなります。

準備の段階は、作業をする上で最も遅れを発生させる「悩む時間」を減らすことが出来ます。

では、一体どんな準備をすればいいのでしょうか?

1.何を描くのか
 場所の詳細・時間帯や状況

2.どういう風に描くのか
 完成形のイメージ

3.どうすれば描けるのか
 線の引き方などの技術的な問題、必要になる素材

準備をしっかり行うことで自信に繋がるし、
仕事は段取り八分仕事二分という言葉があるように
とても大事な工程です。

アシスタントとして取り組む場合、
・前の話を読んだりして、作家さんの好みや傾向を知っておく
・描けるものの種類を増やす
・漫画の文法を考えられるようになっておく
・素材を作っておく、集めておく

こういった準備が出来ていると良いでしょう。

③順番

3つ目は順番(JUNBAN)です

作業工程をどう進めて、どこをどうスキップできるか、
同時進行をできるかを考えること。
この順番を決めることがとても大切です。

例えば間違えたアイレベルを設定すると、
描きなおしになることもあります。
そうなるとそこに掛けた時間、労力が無駄になってしまいます。

後戻りしない為にも、取り掛かる順番を決めてから進めることが大事です。

アイレベル>パース>消失点>ラフ>下書き>ペン
のような感じで、作業を進めると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
3つのJを抑えるだけで、アシスタントとしての成長速度も劇的に早めることができます。

ぜひこの3Jを習慣にして、アシスタントとして腕を上げていきましょう!

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