カラーイラストをモノクロにするとき、
「色をどうすればいいかわからない」
「ベタをどこに置けばいいかわからない」
と悩むことはありませんか?
今回は、モノクロイラストで見栄えを良くするベタ、グラデーションについてご紹介していきます!
ベタにする基準は?
カラーイラストをモノクロにする際、
2つポイントがあります。
- ベタにする濃度を決める
- トーンの種類を絞る
この2つを抑えることで、
カラーイラストをモノクロ化する際に、
どこにベタを置くかという判断がしやすくなります。

ベタにする濃度を決める
ポイント1つ目はどこをベタにするのかを決めることです。
このイラストで例に挙げると、
髪の毛が一番濃い色となります。
髪の毛の色をベタにするなら、
たすきの色、中の着物の色もベタにした方が
統一感が生まれます。

このようにベタにする濃度をきちんと決めてあげることで、
トーンを使わずにモノクロだけで表現することができます。
ベタで画面が重い場合は
「ベタを入れると画面が重く感じる…」
そんな場合にはグラデーションを使ってみましょう。
しかし髪の毛をグラデ、着物をベタにすると
髪の毛が茶髪気味に感じるかもしれません。
その場合は、先ほど着物部分に入れていたベタを40%にして、
統一感を出しましょう。

どこが暗くて、どこが明るいのか
全体の色味をみながら、グラデーションやトーンの濃度を調整していきましょう。
トーンの種類を絞る
ポイント2つ目は、どこにトーンを使うのか種類や濃度を絞ることです。
もしやたらめったらにトーンを置いた場合、
画面がグレーになり、メリハリがつかなくなります。
白いところは白く
モノクロイラストを描く場合、トーンを選ぶ際に、
白にするところは思い切って白くするというのがポイントです

例えば胴着の色は少し色の乗っかった白なのですが、
その箇所を10%にすると、キャラクターにトーンが乗っかりすぎてしまいます。
トーン数は色数を増やせば増やすほど
画面がグレーになります。
ベタを置く場所、白を置く場所をきちんと決め、
メリハリをつけることで
モノクロイラストの魅力をグッと上げることができます!
印象を変えたい場合
絵の印象を変えたい場合、トーンを変えてみることもおすすめです。
例えば線形のトーンにするだけで印象は大きく変わります。
自分の好みの絵柄に合わせて、トーンを変えてみても良いでしょう。



まとめ
いかがでしたでしょうか?
モノクロ映えイラストを作る場合、
トーンの種類を絞り、
黒なら黒、白なら白とメリハリをつけると魅力がさらに上がります。
ぜひ試してみてください!
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