こんにちは、ジョヴァンニ・ワークスです。
前回の記事では、レベル0の初心者は、
まず漫画のトレースから始めようという話をしました。
特にオススメなのは、SPY×FAMILYです。
今回は「線はとりあえずなぞれるようになってきた!」
という方に向けて、
ステップアップするための3つのポイントをご紹介します。
線の太さの種類を再現
1つ目は、線の太さの種類を再現することです。
ひたすらなぞってるうちは気づきにくいですが、
実は線にもいろいろな種類があります。
例えばこのコマの背景、
輪郭線は太い線、タッチの部分は細い線で描かれていますね。

こういった線の太い細いをどう使い分けているのか、
太い線はどのぐらい太く、細い線はどのぐらい細いのか
それをよく視て再現できるようにしましょう。
「ここは太い線だな!」
「ここはタッチだから細い線を使おう!」
トレースをする際にここを抑えることができると、
メリハリがついた絵にすることができます。
線の形を覚える
2つ目は線の形を覚えることです。
あなたはトレースをする時、
ラグビーボール、アーモンドのような線になっていませんか?

アナログでもデジタルでも共通して言えますが、
初心者の場合、線はこのような形になりやすいです。
「なんだか線がシャープに見えないな」と思った方は
この線で描いてることが原因かもしれません。
線画をシャープにするために、
引いた線が三角形になるよう意識しましょう!

線を入れる時に
入りをグッと力を入れて、抜く方向にスッと抜くと
三角形のような線になります。
この時に二等辺三角形のような線だと
とてもきれいな線になります。
これを線の入り抜きと呼びます。
線を引く時に、綺麗に入り抜きできるようになると
線画のレベルが2ランクぐらいあがります。
できるようになるまでには少し時間はかかりますが、
覚えといて損はないので、ぜひ練習してみましょう!
画面の濃さ
3つ目は画面の濃さを見ることです。
こちらは、先程の2つよりは感覚的なものに聞こえるかもしれません。
背景を描く際に、
「どこにベタを使えばいいの?」
「タッチってどれぐらい入れるの?」
と悩む方もいるのではないでしょうか。
まず、こちらのコマをご覧ください。

この画面の濃さを見る際に、
- どこにベタを置いてるか
- ベタの量はどれぐらいか
- トーンはどう使っているのか
- タッチの量はどのぐらいか
- 書き込みの量はどのぐらいか
こういった部分を確認します。
「確認するポイント多くてついていけないよ!」
と言う場合は、
- 黒い部分と白い部分
- 濃い部分と薄い部分
この2つをどう作っているかを意識して、
トレースをやってみましょう。
そして余裕ができてきたら、
少しずつできることを増やしていきましょう。
まとめ
トレースや練習を行っていると、
「こんなことをやっても上達するのかな」という
漠然とした不安が出てくると思います。
ですが上手い人、上手い作品のマネをすることで
確実に上達します。
特に初心者であれば、なおさらです。
上手い人の線というのは
本当に上手くなるための情報がぎっしり詰まっています。
なので、ありがたく参考にさせて頂きましょう。
大丈夫です、
あなたはトレースをする前よりも上達しています。
それでは、また。
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